騎手の組み合わせで競馬の回収率が30%上がる話
ある騎手が居ない時、複勝回収率が30%高い
レースの振り返りで、騎手を分析していて、たまたま発見したことですが、ある騎手が居ない時の川田将雅騎手の複勝回収率が、30%も高いことが分かりました。
レースは、当然沢山の騎手が騎乗することになりますが、騎手と騎手の組み合わせでも、複勝率に影響がありそうです。
複勝回収率が30%も上がるということは、明確にその傾向がありそうです。
気になるのは、「ある騎手」でしょう。では、次に・・・
ある騎手とは?
この表は、分析時点のリーディングジョッキーの勝率順です。
勝率約30%、複勝率約60%(前後)に居る強い騎手は・・・
- 川田将雅騎手
- D・レーン騎手
- O・マーフィー騎手
- C・ルメール騎手
です。(中村騎手は、騎乗回数が少なかったのでこの時点で除いています。すみません、中村騎手。)
川田将雅騎手中心に分析していたので、相手として強い騎手は、3騎手です。
- D・レーン騎手
- O・マーフィー騎手
- C・ルメール騎手
この3騎手が相手として、居るレースと居ないレースを比較して、
居ない時の川田将雅騎手の複勝回収率は、30%程度高いことが分かりました。(2020年)
なぜ、複勝回収率が30%も高いか?
これは、もう明らかですよね?
勝率30%の騎手が4人居ます。ざっくり足すと、120%になります。
現実世界の確率は、100%が上限です。
もしも、勝率30%の4人がいつも一緒のレースに出ると、やがて誰かが30%を切って行くことが現実です。
なので、強い騎手が多く騎乗するレースだけに絞ると、いつもより悪い成績になりがちです。
逆に、全員同じ勝率(例えば、5%)の騎手が、10人居たとすると、合計50%です。
いつもこの騎手10人がレースをすると、「勝率が上がっていくのでしょう」の法則です(多分・・・)。
なので、川田将雅騎手がレースに出る場合で、
- D・レーン騎手
- O・マーフィー騎手
- C・ルメール騎手
が居ないレースは、川田将雅騎手の勝率、複勝率がやや上がる(特に複勝率が上がっていました)傾向があるということでした。
その結果、複勝回収率が30%も上がっていたということです。
※但し、2020年しか確認していませんので、ずっとこうなるかは、分かりません。
グラフ見ると、複勝率、100%超えていないのでは?
1枚目の画像で、「複勝回収率が30%高い」というグラフを見ると、「回収率100%超えていないよ」という
突っ込みを頂きますね。確実に・・・
この表は、ある騎手(書くスペースが足りないので省略(前述))が居ない時の
川田将雅騎手の人気別の回収率です。
狙いどころ、ありますよね?
今回は、川田将雅騎手について調べましたが、他の騎手にも当てはまるかも知れません。
まとめ
- リーディング上位騎手が相手に居ないレースでは、そうでないレースに比べ、川田騎手の複勝回収率は30%も高かった。(2020年調べ)
- なぜ、高いか推測すると、強い騎手同士が騎乗するレースでは、強い者同士なので、いつもの勝率や複勝率より下がる傾向がありそうです。
- 逆に強い騎手が相手に居ないケースは、いつもの勝率や複勝率より良い成績になる傾向がありそうです。
- さらに分析して、このような対象レースで、ファクター(簡単なところでは、人気など)を追加して、レースをさらに選択すると回収率100%以上のゾーンも存在すると思われます。
- 今回は、川田将雅騎手を分析しましたが、他に騎手にも当てはまるかも知れません。
- なお、2020年5月時点で、2020年のデータしか分析していないので、その点もご了承を・・・