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騎手の組み合わせで競馬の回収率が30%上がる話

2020/05/25
 
騎手の組み合わせで競馬の回収率が30%上がる話
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競馬分析や競馬予想をしながら、それをツール化、システム化するシステムエンジニアです。

ある騎手が居ない時、複勝回収率が30%高い

ある騎手が居ない時、複勝回収率が30%高い

レースの振り返りで、騎手を分析していて、たまたま発見したことですが、ある騎手が居ない時の川田将雅騎手の複勝回収率が、30%も高いことが分かりました。

レースは、当然沢山の騎手が騎乗することになりますが、騎手騎手の組み合わせでも、複勝率に影響がありそうです。

複勝回収率30%も上がるということは、明確にその傾向がありそうです。

気になるのは、「ある騎手」でしょう。では、次に・・・

ある騎手とは?

分析時点のリーディングジョッキー(勝率順)

この表は、分析時点のリーディングジョッキーの勝率順です。

勝率約30%、複勝率約60%(前後)に居る強い騎手は・・・

  • 川田将雅騎手
  • D・レーン騎手
  • O・マーフィー騎手
  • C・ルメール騎手

です。(中村騎手は、騎乗回数が少なかったのでこの時点で除いています。すみません、中村騎手。)

川田将雅騎手中心に分析していたので、相手として強い騎手は、3騎手です。

  • D・レーン騎手
  • O・マーフィー騎手
  • C・ルメール騎手

この3騎手が相手として、居るレースと居ないレースを比較して、

居ない時の川田将雅騎手の複勝回収率は、30%程度高いことが分かりました。(2020年)

なぜ、複勝回収率が30%も高いか?

これは、もう明らかですよね?

勝率30%の騎手が4人居ます。ざっくり足すと、120%になります。

現実世界の確率は、100%が上限です。

もしも、勝率30%の4人がいつも一緒のレースに出ると、やがて誰かが30%を切って行くことが現実です。

なので、強い騎手が多く騎乗するレースだけに絞ると、いつもより悪い成績になりがちです。

逆に、全員同じ勝率(例えば、5%)の騎手が、10人居たとすると、合計50%です。

いつもこの騎手10人がレースをすると、「勝率が上がっていくのでしょう」の法則です(多分・・・)。

なので、川田将雅騎手がレースに出る場合で、

  • D・レーン騎手
  • O・マーフィー騎手
  • C・ルメール騎手

が居ないレースは、川田将雅騎手の勝率、複勝率がやや上がる(特に複勝率が上がっていました)傾向があるということでした。

その結果、複勝回収率が30%も上がっていたということです。

※但し、2020年しか確認していませんので、ずっとこうなるかは、分かりません。

 

グラフ見ると、複勝率、100%超えていないのでは?

川田騎手人気別回収率

1枚目の画像で、「複勝回収率が30%高い」というグラフを見ると、「回収率100%超えていないよ」という

突っ込みを頂きますね。確実に・・・

この表は、ある騎手(書くスペースが足りないので省略(前述))が居ない時の

川田将雅騎手の人気別の回収率です。

 

狙いどころ、ありますよね?

今回は、川田将雅騎手について調べましたが、他の騎手にも当てはまるかも知れません。

 

まとめ

  • リーディング上位騎手が相手に居ないレースでは、そうでないレースに比べ、川田騎手の複勝回収率は30%も高かった。(2020年調べ)
  • なぜ、高いか推測すると、強い騎手同士が騎乗するレースでは、強い者同士なので、いつもの勝率や複勝率より下がる傾向がありそうです。
  • 逆に強い騎手が相手に居ないケースは、いつもの勝率や複勝率より良い成績になる傾向がありそうです。
  • さらに分析して、このような対象レースで、ファクター(簡単なところでは、人気など)を追加して、レースをさらに選択すると回収率100%以上のゾーンも存在すると思われます。
  • 今回は、川田将雅騎手を分析しましたが、他に騎手にも当てはまるかも知れません。
  • なお、2020年5月時点で、2020年のデータしか分析していないので、その点もご了承を・・・

 

 

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